こつこつわくわく四季おりおりに

東京下町の片すみの四季おりおりの風景を気ままに。

東京カテドラル聖マリア大聖堂と肥後細川庭園巡り

昨日は六月としては暑い暑い夏の日でしたが、天気も良かったので、文京区目白台の東京カテドラル聖マリア大聖堂と肥後細川庭園を巡ってきました。


カテドラルは、司教の座る椅子(司教座、カテドラ)が置かれた聖堂という意味だそうで大聖堂は丹下健三氏の設計によって1964年に竣工しました。8面の双曲放物線によって、上空からみると大きな十字架を形作っているそうで、今でも斬新な形が印象的です。
残念ながら聖堂の中は撮影禁止でした。中はコンクリートの打ちっぱなしですが、今ならはるかに美しい打ちっぱなしの仕上がりになるんだろうなあと思ったり。


「ジョセフィーヌの鐘」

「ルルドの洞窟」もありました。

「聖ヨゼフ像」


続いて、近くの「肥後細川庭園」へ。
名前のとおり、元々は熊本細川家の下屋敷だったものです。第二次世界大戦後、数度に渡って所有者が変わり、1975年に文京区に移管され公園として整備されたそうです。


庭園は池泉回遊式庭園で台地の湧き水を池に取り入れるなど立体的な眺望となっています。
花の季節は終わっていましたが、春の梅、初夏の菖蒲、秋の紅葉などは見ごたえがありそうです。


庭園の中にある「松聲閣(しょうせいかく)」。細川家の学問所として使われていたらしいです。


「永青文庫」は細川家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を管理し一般に公開しているものです。ちょうど「細川家の茶道具 ―千利休と細川三斎―」展が開催されていました。
元首相の細川護熙さんの茶碗なども展示されていました。


細川庭園を出て、胸突坂を下ったところに、「関口芭蕉庵」がありました。
江戸時代を代表する俳人松尾芭蕉が1677年から3年間ここに住んでいたそうです。
後に芭蕉を慕う人々により「龍隠庵」という家が建てたれ、これが現在の芭蕉庵につながったとのこと。
 あまり訪れる人がいないのか、遊歩道は時々蜘蛛の糸。

一番有名な芭蕉の句「ふる池や蛙飛びこむ水のをと」の記念碑。

この池に飛び込んだのかな。石碑は全国あちこちにあるようなので、どうでしょうか。

とても暑かったけれど、訪問した甲斐がありました。

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