こつこつわくわく四季おりおりに

東京下町の片すみの四季おりおりの風景を気ままに。

10月の花、金木犀

金木犀の香りが街じゅうを包み込む季節になりました。
徳島の実家の庭にも金木犀が植わっていて、先週帰省すると満開を迎えていました。


夏の間、木陰を作ることに専念していた金木犀もこの時期は晴れ舞台ですね。
かつてこの香りの中で出会ったいろいろな風景を思い出させてくれます。
たとえば、
東京の郊外の大きな公園の中にある江戸時代を再現した古い民家のたたずまいや、
学生になって初めて暮らした大阪の北の方の坂と生け垣の多い町並や、
高校時代のこれぞ青春と言わんばかりの文化祭とその余韻など。


金木犀の香りは、日なかより朝夕の方がより華やかに薫り立つそうです。
それは昼間は香りの乗った暖かい空気は上に上に向かうけれど、朝夕は地表近くに留まるからだそうです。

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